日記(2002年1月)


1/31
今日締め切りのレポートを何とか終わらせ、提出の為学校へ向かった午後12時。時間が時間なだけに、上り電車の中は閑散としていて、ドア付近の座席に腰を下ろした俺の横には、神経質そうなおばさんが訝しげな顔をして座っていた。

次の駅へ着くと、つい先程まで立ち話をしていたと思われる奥様二人組が乗り込んできて、まだ話し足りないといった様子で電車の中でも話を弾ませている。俺の横に座っているおばさんは、いかにも迷惑そうに二人の方を見ていた。奥様二人組の一人が席に座るも、その車両には二人が並んで座れるだけの空きはなく、二人はこんな車内でよく見られる席の譲り合いをしている。

ところへ、そのやり取りを見た一人の女性が、席を譲ろうと立ち上がった。しかし、この二人は悪いからと、席を立とうとした女性をなかば無理やりにまた同じ席へ座らせた。

それを見て俺は思う。どちらも親切心からの行動である事は間違いない。しかし、席を譲ろうとした女性の親切心を無駄なものにしてしまったこの行為はいかがなものか。俺はこんな時人に席を譲るほど人間が出来てはいないが、この女性の心中は察する事が出来る。きっと彼女にしてみれば、ここで席を譲る方が、元の場所へまた座るより、余程気分がいいはずだ。席を譲れば彼女は親切な行為をした事に満足感を覚えるはずだし、また同じ席に座らされれば自分の親切心からした行動が無駄になった事を残念に思うはずである。電車の中、みなさんの前に一人のお年寄りが立っていて、席を譲ろうと試みた際、それが拒絶された場合を考えて欲しい。彼女の心境がみなさんにもお判りいただけるだろう。

この二人の存在で急に騒々しくなった車内で、俺は一人、そんな人間の人間らしきやり取りを見て、人間を思った。





1/30
色々私用で忙しくしておりましたが、とりあえず一段落したので更新を再開したいと思います。

大学の年度末テストの勉強に追われる毎日、久々に活動を迫られた脳は、そう簡単に動いてくれるはずもなく、いつも通りの日課を過ごし寝床に入らんとするAM3:00、漸く重い腰を上げ、机の前に身を置くも、1限(9:20〜)からテストがあれば当然ながら勉強が間に合うはずもなく、結局準備ままならぬまま、不眠でテストに挑む毎日を過ごした。
もちろん結果が意にそぐわぬものであるのは必然だが、それでも何とか苦難を乗り越え、そして迎えた28日・・

その日は絶対落とせない語学の試験が1限にある日で、その後にも2つの試験が待っていた。その前日、万全の態勢で挑むべくいつもより早めに勉強を始めた俺は、やはり無理が祟ったのだろう。時刻はAM6:00頃、何時の間にか深い眠りについていた。
いつもならストレスに感じられる程の騒音を発する目覚し時計も、この時ばかりは無力。気付いた時にはAM8:30をまわっていた。学校まで1時間強、最低限の準備をして向かおうものなら1時間半は見なければならない。頭が混乱して間に合うわけのないテストに向け、大急ぎで支度をするも、ふと我に返り、とてつもない絶望感と焦燥感に襲われ、・・と同時に便意に襲われ、便器に腰掛けながら只々涙を拭った。もちろんケツも拭った。
春休みが終わり、再履修のクラスでランクの低い講義を受ける自分の姿が浮かび、また涙する。

不思議なものだ。この二時間半の睡眠で、今年一年間の講義を無駄なものにし、また、来年一年間、受けなくてもいいはずの講義を受ける事になるにもかかわらず、今の俺はそれを容易に受け入れ、いつも通りの日常を送っている。きっと俺はこうして、これからも一時の判断を誤り、それにより多くの時間を無駄にするのだろう。

だってホラ、今もこうして明日締め切りのレポート2教科を、少しも手をつけずにディスプレイに向かい、誰も見ちゃいない日記を更新している俺がいる。





1/16
テスト期間中でも、やっぱり気付くとPCの電源を入れている自分がいたりいなかったり。
これはレポート作成の情報収集だからなどと言い聞かせ、しかし実際にはデータ収容の為に入れたCD-Rに何時の間にやら妙なデータばかりが舞い込んで、意味不明なラベルを貼り、意味不明なCDラックに再び一つの意味不明なCDが収められている、そんな意味不明な俺がいる。

勉強時間を測るべくスイッチを押されたストップウォッチ。1時間を越えた時、久々に集中して勉強した自分に満足しつつも、減った煙草は6本。煙草を吸っている間もカウントは進み、一本あたりの時間を約5分と考えると、煙草を吸っていた時間が30分の計算になり、実質勉強時間は30分だという事に気付きながらも、その満足感に浸っている俺はその後20分の休憩時間を置き、・・と思ったら気付くと2時間の休憩。その後、晩飯、TVドラマの視聴へと至るわけで、その間止め忘れたストップウォッチのカウントは進み、気付くと6時間を経過していた。既に意味を成さないストップウォッチのカウントを0に戻し、明日に備えて寝る俺。明日こそは5時間勉強するぞ。

こう思いながら、もう5日間が経過していた。





1/12
テスト前の悪あがき中により少々更新が滞っております。申し訳ありません。

さて、今週一杯はテスト前の最後の授業週間だったので、珍しく毎日の様に学校へ行っていたわけですが、俺は授業の空きがある時や、全ての授業が早めに終わった時や、いっその事授業中などに、暇つぶしにゲーセンに行ったりするんです。

そこで、最近よく見るんですよ。平日の真昼間からゲーセンにいるスーツ姿の40歳くらいの男性。まぁこれも時代の流れと言いますか何と言いますか、とにかく仕方の無い事なのかも知れませんが、やっぱりちょっと淋しいですよね、背中が。きっとリストラされた事を妻にも子供にも打ち明けられず、会社に行くフリをしては、こうしてゲーセンで時間を潰してるんだろうなぁなどと思うと、俺まで悲しくなってきます。

んで普段やらないもんを時間つぶしにやってるもんだから下手くそな事。それがまた悲しいじゃないですか。STGやっても二面あたりで弾に突っ込んで死にます。泣けるね。そんなわけだからもう好きなだけやらせてあげようじゃないですか。

二回目・・。あぁまたそんな場所で・・。
三回目・・。あ、まだやるんだ。
四回目・・。え、後ろ並んでるのにまだやる気?どうせすぐ死ぬのに。
五回目・・。

さすがに我慢の限界。アンタがリストラされようが何されようが俺の知った事じゃないんだよ。五回目の金を投入しようとするその時、俺は割り込んで阻止しました。俺のプレイでも見てよく勉強しな。・・と思ったら、どこかに消えていきました。良く考えてみるとこのお父さんは上手くなりたいわけでもなんでもないわけで。つまり、俺が言いたいのは、こんな事してないで早く職安行けって事。





1/9
『・・・よろしくお願いします。』
ビラ配りのお姉さん。非常に美形であった。しかし、彼女は間違っている。彼女は自分が美人である事を良く心得ていた。それに頼りすぎていた。だが、正確には美人なだけである。
それに頼りきるあまり、全然声が出ていない。態度も目に見えて嫌々である。それでも世の男達はビラを受け取っていく。美人だから。きっと彼女は他の誰よりもノルマをこなしているに違いない。最小の努力で。
しかしそんな事俺は許さない。そんな理不尽な事を易々と認めるわけにはいかない。俺は相変わらずの小鳥のさえずりのような声を発する彼女の前を目もくれずに通り過ぎた。
・・・・と思ったら手にはビラが。やっぱり美人にはかなわねッス。アンタが一番ッス。てへ♪





1/8
水を下さい。一杯だけでいいのです。この乾いた時代を潤すような濁りのない清らかな水を下さい。
                                             錠剤を唾だけで飲めない男より

あっ、だからコーラはやめろって!!





1/7
明日から学校です。学校ないと僕家で腐ってるだけなので嬉しいです。でも学校が始まるという事はあと一週間でテストが待ち構えているって事なんで鬱です。嬉しさと憂鬱さとが合い間見えて何時しか絶品の舌びらめです。美味しそうです。ごちそうさま。皆様には意味不明な文章かもしれませんが、俺にとっても意味不明です。でもそこは心意気でカバーです。





1/5
デビット伊東の奥様もやっぱりデビ夫人。





1/4
最近の広告は両面刷りが多くて、裏にお絵かき出来なくて淋しいです。それと同時にAVを見てて親に見つかってもこれと言って支障もない年齢になってしまった事も淋しいです。まぁ気まずさはありますが。

世の中は淋しい事だらけ。そんな世の中だからこそ、ちょっとした事に喜びを見出し生きていきたい。無くなったと思っていた煙草の箱を握りつぶしたら一本入っていた。こんな所に今日は喜びを感じました。でも握りが強すぎて、普段からしている『ある日課』のせいで握りが強すぎて、煙草は見るも無残に折れ曲がってしまいました。それでも僕は折れた部分にテープを巻きつけ吸う事が出来る事に喜びを感じたのです。20歳遊び盛りの男が折れた煙草にテープを巻きつけ吸いながら、毎日のように一人でPCの前に座っている人生ほど淋しいものもないのに・・・。





1/2
こんな事言われたらちょっと衝撃と思われる事。

母:『グ殿、ちょっといらっしゃい・・。』
俺:『な、何だよ急に・・。あらたまって・・。』
母:『・・・今まで黙ってたけど、あなたももういい大人だから話す事にするわ。』
俺:『あ、ああ・・。』
母:『あのね、実は・・』
俺:『(ゴクン)』
母:『実はウチのTV、視聴率調査のモニターになってるの。』
俺:『ショック!!』





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